「待ってや〜〜〜！」
不思議な訛りの声が追いかけてきたよ。
鼻メガネの緑の髪のお兄さんが
揉み手しながら笑顔で近寄ってきた。
（なんだかこの人の子孫には、いつかどこかで出会うような予感がするぞぉ〜）
「その手の中の青い羽根、ちょいと拝見しますねん。
おお〜、めっずらしい品物でんな〜。
ぜひぜひゆずてくれません？」
何言ってるのかわかんないよぉ〜。
口をあんぐり開けていたら
懐からチケットを出して見せてくれた。
「どないかお願いしまっせ〜。代わりにこれさしやらましょう」
ウォン遊園地の招待券って書いてある…。
遊園地…ジュリアスと行ったら楽しいだろうなぁ。
「に…２枚くれますか？」
「了解。商談設立でんな」